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maneoマーケットに行政処分を行うよう勧告

maneoマーケット株式会社に対する検査結果に基づく勧告について

1.勧告の内容

 証券取引等監視委員会がmaneoマーケット株式会社(東京都千代田区、法人番号5010401091384、代表取締役瀧本憲治(たきもと けんじ)、資本金3億851万8,500円、常勤役職員26名、第二種金融商品取引業)を検査した結果、下記のとおり、当該金融商品取引業者に係る問題が認められたので、本日、証券取引等監視委員会は、内閣総理大臣及び金融庁長官に対して、金融庁設置法第20条第1項の規定に基づき、行政処分を行うよう勧告した。

2.事実関係

 maneoマーケット株式会社(以下「当社」という。)は、当社ウェブサイトにおいて、多数の事業会社を営業者とするファンドの取得勧誘(以下「プラットフォーム事業」という。)を行っている。
 当社は、平成28年10月5日以降、プラットフォーム事業において株式会社グリーンインフラレンディング(以下「GIL社」という。)を営業者とするファンドの取得勧誘を行っており、同29年12月末における当該ファンドの出資者数は3,084名、貸付残高は約103億円となっている。
 今回検査において、当社の業務運営の状況を検証したところ、GIL社を営業者とするファンドにおいて、以下の問題が認められた。

(1)ファンドの取得勧誘に関し、虚偽の表示をした行為
 当社は、GIL 社を営業者とするファンドの取得勧誘において、ファンド毎に特定された太陽光発電所やバイオマス発電所等の再生可能エネルギー事業の開発資金等にファンド資金を支出する旨を表示しており、GIL社は調達した資金を主にGIL社の親会社である甲社の関係会社を経由して甲社に貸し付け、甲社が各種事業等に投融資を行っている。
 しかし、甲社においては、ファンドから貸し付けられた資金及び自己の固有の事業に係る資金について、区分管理することなく、ほぼ全ての資金を1つの口座で入出金している状態となっている。
 今回検査において、甲社が、入金されたファンド資金をウェブサイト上で表示した出資対象事業に支出しているか検証したところ、出資対象事業と異なる事業等へ支出している事例が多数認められた。
 当社は、この間において取得勧誘を行ったファンドのウェブサイト上の資金使途の表示と実際の資金使途が同一となっているかについて確認せず、事実と異なる表示のまま取得勧誘を継続している。この結果、当社は、ファンドの取得勧誘に関して、虚偽の表示を行っているものと認められる。

(2)当社の管理上の問題点

 上記(1)の状況が看過されてきた原因は、当社においては、法令上、虚偽表示等の禁止行為が規定されているにもかかわらず、ファンド資金の使途等の確認を甲社の関係会社に一任し、甲社における資金管理の実態や資金の使途を把握できる管理態勢を構築していないことによるものと認められる。

 当社の上記(1)の行為は、平成29年法律第37号による改正前の金融商品取引法第38条第8号に基づく金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第1項第2号に掲げる「金融商品取引契約の締結又はその勧誘に関して、虚偽の表示を(略)する行為」に該当するものと認められる。
 また、当社の上記(2)の状況は、金融商品取引法第51条に規定する「業務の運営に関し、公益又は投資者保護のため必要かつ適当であると認めるとき」に該当するものと認められる。



証券取引等監視委員会からmaneoマーケットの行政処分を行うよう勧告が出ました。

GIL 社の資金使途を確認しないで募集したことで、
1. 虚偽の表示をした行為
2. 管理上の問題
が問題として挙げられています。
maneoマーケットに関しては当然の指摘に留まっており、
個人的にはそうだよね、程度で衝撃は受けませんでした。
但し、「虚偽の表示をした行為」とあるので、maneoマーケットの責任も大きいと感じる内容です。

一方で、証券取引等監視委員会では
GIL社やJCサービスの経営状態までは調査できなかった(権限がなかった)
ということも表れています。
(自転車操業の疑いがないわけではなく、調査できなかった、ということだと思います)

JCサービスに聞けば、資産はあると答えるのは明白でしょうし、
maneoマーケットに聞けば調査中で教えてもらえない。
一先ずは事の成り行きを見守ることしかできないのが残念な所です。

他の金融商品であれば、雲行きが怪しいと感じたら
他の業者から資金を引き上げられるのですが、
ソーシャルレンディングでは償還を待つしかないため、
ここにきて流動性のリスクを大きく感じています。

色々と問題が続くソーシャルレンディング業界ですが、
何とか立ち直ってほしいものです。

グリーンインフラレンディングで返済遅延発生?

グリーンインフラレンディングのサイトに、
一時的に償還及び分配の実施留保のお知らせが掲載されました。
(お知らせから一旦削除されましたが、再度掲載されています)

内容は以下の通りです。

投資家各位

2018 年 7 月 5 日
maneoマーケット株式会社

償還及び分配の実施留保のお知らせ

表題の件につきまして下記の通りお知らせ致します。


2018 年 6 月 29 日付の「ファンドの募集停止等のお知らせ」においてお伝えいたしましたとおり、
「グリーンインフラレンディング」におけるファンド(以下「本件ファンド」といいます。)については、
投資家の皆様にご説明申し上げていた事業とは異なる事業等に一部資金が使用されたものと評価せざるを得ないとの判断に至っております。
弊社は、鋭意グリーンインフラレンディング社及び最終貸付先企業に対応の要請を行っているところです。
7 月 11 日に分配を予定しております元金及び利息につきましては、グリーンインフラレンディング社に資金到達しているものの、
返済原資に確認を要する事項があることから、
当面の間、本件ファンドの投資家の皆様に対するグリーンインフラレンディング社からの償還及び分配の実施をやむを得ず留保させていただきたくご理解の程、何卒よろしくお願い申し上げます。
対象となるファンドにご投資頂きました投資家の皆様につきましては、別途ご報告をさせて頂きます。
投資家の皆様をはじめ、関係者の皆様に多大なるご心配とご迷惑をお掛け致しておりますこと、心よりお詫び申し上げます。

以上



要約すると、
グリーンインフラレンディングに元金と利息は届いてるけど、
返済原資の確認が必要なため、投資家への償還と分配は留保する。
ということです。

元金と利息あるなら、早く分配してくれよ・・・と思ってしまいますね。

恐らく、返済原資が不明な状態では、
今後の案件の償還・分配ができなくなる可能性があり、
償還できなくなる可能性がある状態では、
特定のファンドのみ償還することはできず、
他のファンドも含めて均等に償還するなどの対応が必要になってくるのかと思います。
maneoマーケットには、何で償還できないのか、詳しく説明して欲しいですね。

これだけ時間がかかっても詳細が分からず、
償還もストップさせる事態になっていますので、
・事業は上手くいっていて、(延長はあったとしても)償還できる可能性はある
という希望は捨てた方がいいのかもしれません。

正直、グリーンインフラレンディングで大幅な元本の毀損が起こると痛すぎます。

最近はソーシャルレンディングの収入をあてにして、
その他の収入を上げることへの執着心が欠けてしまっていましたので、
これを機に色々と改めなければならないのかもしれません。
幸い、私はまだ30代のため、今後の人生で取り戻すことは可能です。

元本の毀損が起これば落ち込まないわけにはいきませんが、
将来を見据えた行動(生活)に移る必要がありそうです。

maneoとJCサービスの仲違いについて

maneoとJCサービスの仲違いについて

maneoマーケットのグリーンインフラレンディングのファンド募集停止を受けてポートフォリオ見直しでは、
に掲載したように、6/29にmaneoマーケットからグリーンインフラレンディング(以下、GI)のファンド募集停止が発表されました。

この発表を受けて、7/1にJCサービスから反論がありました。

2018年7月1日
お客さま各位

株式会社JCサービス
グリーンインフラレンディングについて

弊社の子会社である株式会社グリーンインフラレンディングによるファンド募集につきまして、
以下の通りお知らせ致します。

株式会社グリーンインフラレンディングは、maneoマーケット株式会社より、
募集中のファンドにおける「開発資金」として募集された資金が最終貸付先企業における募集対象案件に対して
募集に先行して自己資金により支出を済ませた資金に充当されており、
このままファンドの募集を継続することが適切でないとの指導を受けましたので、かかる指導に基づき、
対象ファンドに関しては募集を停止するとともに、
他のファンドについても資金の使途に関する同社の確認が完了するまでの間、新規の募集を一時見合わせることとさせて頂いていました。
株式会社グリーンインフラレンディングは、「開発資金」とは、案件開発に係る開発着手から開発完了に至る一切の資金を指し、
対象ファンドにおける対象事業に対する支出済みの資金を含めて案件開発のための全ての資金との認識
の下、
ファンド募集の際の内容の表示に「開発資金」との文言を用いて参りましたが、
今回のmaneoマーケット株式会社からのご指導を踏まえ、今後適切な対応を行っていきたく考えていたところです。
このような状況の中、株式会社グリーンインフラレンディングの HP において、
6月29日、maneoマーケット株式会社により、株式会社グリーンインフラレンディング及び弊社に対して事前の説明等もなく、
一方的に、「ファンド募集停止等のお知らせ」を掲載
し、「投資家の皆様にご説明申し上げていた使途とは異なる使途に一部資金が使用されたものと評価せざるを得ない」とし、「今後のファンドの募集」を停止するとの「お知らせ」が掲載されました。
株式会社グリーンインフラレンディング及び弊社としては、
maneoマーケット株式会社に対しまして「資金の使途に関する同社の確認」のための作業に協力してまいりましたが、
同社が事実関係の十分な精査確認もないまま、一方的に、自社の見解をもとにこのような対応をされたことは大変遺憾であります。
また、一部報道において、ファンドで募集した資金の一部が投資家への事前の説明と異なり
融資先の企業から弊社の関係会社または関係者に渡ったかのような記載がありますが、そのような事実はありません。
ファンドに応募して頂きました投資家の皆様に対しましてはご迷惑をお掛けすることのないように致します。
皆様には多大なるご心配をお掛けし、深くお詫び申し上げます。何卒ご理解賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

以 上



引用元:グリーンインフラレンディングについて
※気になる文章は赤字にしています。


「開発資金」とは、案件開発に係る開発着手から開発完了に至る一切の資金を指し、
対象ファンドにおける対象事業に対する支出済みの資金を含めて案件開発のための全ての資金との認識



これは分別管理が適切に行われていないことを表していますが、
この点は(JCサービスでは)今後は適切に対応していく、と発表してます。

支出済みの資金も集めたら、
当然その分は集めた時点では余ってしまいますので、他に流用しますよね。

株式会社グリーンインフラレンディング及び弊社に対して事前の説明等もなく、
一方的に、「ファンド募集停止等のお知らせ」を掲載
(中略)
事実関係の十分な精査確認もないまま、一方的に、自社の見解をもとにこのような対応をされたことは大変遺憾であります。



6/29のmaneoマーケットの発表は、
GIの親会社であるJCサービスとも合意の上で発表した物だと、と考えていましたが、
maneoマーケットの独断での発表だったようです。

maneoマーケットとしては、
報道でmaneoの名が出てしまっており、
このまま対応が遅れれば、さらにmaneoの看板に傷がつくため、
早急にGIを切ったのかもしれません。

また、maneoマーケットの業務停止命令などが出た場合、
maneoマーケットでの募集がしばらくできなくなるため、
他のmaneoファミリーに影響が出ることを危惧したのかもしれません。
(但し、これはGIを早めに切ったところで関係ないと思いますが)

JCサービスからは、

ファンドに応募して頂きました投資家の皆様に対しましてはご迷惑をお掛けすることのないように致します。


という発表がありますので、
一先ず直近の分配・返済は問題が生じない物と思います。
しかし、みんなのクレジットやラッキーバンクの件もあるため、
どこまで続けられるかは不透明です。
前例を作ってしまったので、
新規の募集ができなくなったので返済できなくなった、という説明で片付いてしまいますね。

感想


今回のJCサービスの発表を受けて、
maneoマーケットの監査に対する不安だけでなく、
問題の対応能力についても不安を抱く結果となってしまいました。
GIの投資家のことを考えずに募集停止のみ発表したことで、
少し不信感を持っていたのですが、この発表で不信感が増してしまいました。
不信感が増したところで、
ソーシャルレンディングへの投資でmaneoを外すことはできないため(GIに対する対応とはまた別で、実績がありますからね)、
maneoの案件には今後も投資することになりますが、
問題の対応方法については、投資家のことも考えながら、
もう少し慎重(・かつ迅速)に事を進めていただきたいです。

maneoマーケットのグリーンインフラレンディングのファンド募集停止を受けてポートフォリオ見直し

maneoマーケットで、「グリーンインフラレンディング」におけるファンドの募集停止等のお知らせ
が発表されました。

投資家各位
2018年6月29日
maneoマーケット株式会社

ファンドの募集開始にあたり、弊社は、グリーンインフラレンディング社より、
「投資家の皆様から出資いただいた資金は、グリーンインフラレンディング社の融資先を介して最終資金需要者が特定の太陽光発電所やバイオマス発電所等の開発資金として使用する」との説明を受けるなどして、
その旨を認識し、投資家の皆様にもご説明して参りました。
しかし最終資金需要者において上記説明とは異なる使途に一部資金が使用された疑いがあることが判明いたしました。
これを受けて、弊社は、かかる疑いのある対象ファンドの新規募集を停止した上で、
最終資金需要者の認識や見解について説明を受け、事実関係の確認を実施いたしました。
その結果、大変遺憾ながらグリーンインフラレンディング社から弊社が説明を受け、
投資家の皆様にご説明申し上げていた使途とは異なる使途に一部資金が使用されたものと評価せざるを得ないとの判断に至りました。
「グリーンインフラレンディング」における今後のファンドの募集は停止させて頂きます。
また、新規の投資家登録も停止させていただきます。
ファンドの運用状況等につきましては、「グリーンインフラレンディングからのお知らせ」欄に適宜公表される情報をご確認頂きたくお願い申し上げます。
次回のご報告は、7月4日(水)を予定しております。
次回予定に拘わらず、投資家の皆様にお知らせすべき事項があれば、速やかにホームページにて公表させて頂きます。



グリーンインフラレンディングでの新規募集ができなくなったことで、
期限までに売却できなかったファンドの借り換えができなくなりました。

ある程度仕方がない対応ではありますが、
今回のmaneoマーケットの対応には失望しています。

1. 調査が長引いており、詳細な発表が未だない
2. 今後の募集停止・新規投資家登録停止のみ発表しており、既存案件がどうなるのか見通しの発表が一切ない
3. maneoファミリーの案件にはmaneoマーケットの監査がほぼなかったことが判明

2の既存案件についてはmaneoマーケットが発表する義務はありませんが、
投資家のことも考えた発表を行ってほしかったです。

maneoファミリーはmaneoマーケットの監査が入っているので、
ある程度安心できる、という考えでmaneoファミリーに投資していましたが、
今回の件を受けて、考えを改める必要があります。
具体的には、比較的投資額が大きい以下の2つの業者は、しばらく再投資を行いません。
・キャッシュフローファイナンス
・クラウドリース
(元々徐々に引き上げる予定ではありましたが)
※何か問題があるわけではなく、信頼のよりどころとしていたmaneoファミリーのブランドがなくなったためです。

今後は多少maneoファミリー内での監査は厳しくなるので安全性は高まるのかもしれませんが、
しばらくはmaneoファミリーのブランドは考慮しないで投資していくことにします。

グリーンインフラレンディングのよくある質問に載っている
ファンド一部募集停止についての内容を読むと、
> 現時点で確認を要する事項を認識したファンドはご案内の2ファンドとなります。
とありますが、今後の募集を停止したことを考えると、
他のファンドでも流用はしていますね(もう報道されていますが・・・)

グリーンインフラレンディングは、今後の償還がどうなっていくのか早く説明が欲しいですね。
ちなみに、募集停止になってもJCサービスは今後の事業展開ができなくなるだけで、
担保を売却するだけで済んでしまいますので、困るのは、我々投資家だけです。

【クラウドクレジット】契約期間の延長について気になること

グリーンインフラレンディングで騒動になっていますが、
クラウドクレジットで気になる点があるため記事にします。
(ソーシャルレンディングへの批判的な内容ばかりになってますね・・・)

クラウドクレジットで以下の案件で延長となりました。
【為替ヘッジあり】北欧個人向けローンファンド・北欧個人向けローンファンド
【為替ヘッジあり】カメルーン中小企業支援プロジェクト8号
【為替ヘッジあり】カメルーン中小企業支援プロジェクト2号

上記2件は契約延長の合意を求められています。

元本が毀損するにしても、
今年はみんクレの損失があるため、
合意して来年以降に引き延ばした方が(私的には)来年以降の雑所得と相殺できるのでいいのですが、
気になることが。

それは、返済が滞っている、という事実はあるものの、
現況どうなっているのか、今後の計画はどうなるのか、
など、当然説明すべき内容がないことです。

カメルーンについては、問い合わせから1ヵ月かかっても返答がありません。
(問い合わせから1~2週間後くらいに、
 本人以外の情報が閲覧できた件と合わせて電話でお詫びを頂いており、回答が遅くなっている、という回答はありました)
クラウドクレジットとしては対応はしているものの、オバンバ社から回答がもらえてないのだとは思いますが、
だとすると、ここまで回答を放置されるような関係でしかなかったのか?と不安を覚えます。
(オバンバ社自体が投資家の資金を他に流用したりしていないのかも不安になります)

延長合意は今日になって思い出して問い合わせたため、
(合意の期限はありませんでしたが、内容を読むと6月末迄合意が必要というような記載があります)
返答がなくても合意することになるとは思いますが、
何だかしっくり来ません。

[追記] 6/28に問い合わせた結果、以前の問い合わせに対する返答がありました。(6/28)