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【クラウドクレジット】カメルーン案件の現況を問い合わせてみました

クラウドクレジットにカメルーン案件で問い合わせていましたが、
回答を頂きましたので情報を共有します。

●【為替ヘッジあり】カメルーン中小企業支援プロジェクト 8 号について●
【サムの質問】
1/19の満期時報告時に質問した際、C社からの返済は 乳幼児用のおむつの事業の売上から返済する
2月期以降部分的に回収した返済を投資家の皆様に分配できる見込みという回答がありましたが、
今回の回収は担保の売却によるものだけのようです。
売上からの返済は予定通り進んでいないのでしょうか?
また、残りの担保の価値の試算額も教えていただけないでしょうか?

【クラウドクレジットの回答】
4月にうけたオバンバ社からの報告によると、今回の回収はC社からの売り上げによるもので、
元本と当初予定していた利息分の回収は完了となっております。
遅延利息については当該ファンドの参加分について全額収受できるか現在オバンバ社と確認・調整しておりますが(回収に係ったコストの清算するため)、
元本、当初予定の利息に関しましては日本に着金次第分配させていただく見込みです。

【サムの感想】
担保売却という報告が、実際は売上からの回収だったようですが(?)、
一先ず元本と延長前の利息は返済されるとのことで良かったです。
為替ヘッジあり8号ではD社の割合が非常に高いですが、
D社は2018 年第一四半期中(1~3 月)にショッピングモールを開業し、
開業後2~3ヶ月で回収見込み、ということでしたので、
何も報告がなければ、もう少し経過してから(6月頃?)問い合わせてみようと思います。
(上手くいっていないような気がしますが・・・)

●【為替ヘッジあり】カメルーン中小企業支援プロジェクト 9 号について●
【サムの質問】
今回A社、B社から回収したのは、担保を売却したことによるものではなく、A社、B社それぞれの収入から回収したのでしょうか?
担保を売却している場合、全元本と、残りの担保価値の試算額についても教えていただけないでしょうか?

【クラウドクレジットの回答】
A社およびB社の返済に関しましては、いずれもこれまでに担保を売却しておらず、両者の事業からの回収をもとにお支払いをしております。
現在オバンバ社から報告を受けている残存担保資産価値はEUR451,145(うちA社76,221、B社EUR374,920)となり、
当該ファンドのトレードファイナンス参加持ち分に対応するのは、EUR144,723 (うちA社EUR38,110、B社EUR106,613)となります。
これに対して、トレードファイナンスの返済を原資とするグループ会社間ローンの残存元本はEUR57.498.26となっております。

【サムの感想】
2月の報告では、
A社:在庫を売却して5月末完済予定
B社:保全等によるサービスから上がる収入あり、差し押さえに移行する準備は行っている、5月末完済予定
という話しでしたが、
4月の分配はA社・B社ともに事業から回収した、ということでした。
返済を待つ方針に変更するのか分かりませんが、
経年劣化により、担保価値が大幅に減っている案件が多いため、早めに売却して完済として欲しい所です。

●【為替ヘッジあり】カメルーン中小企業支援プロジェクト 10 号について ●
【サムの質問】
2/20の報告では、B社は2018年3月までに完済を予定しているということでしたが、
現時点で完済(日本に送金はされていないば、オバンバ社には返済されている状態)となっているのでしょうか?

【クラウドクレジットの回答】
残念ながら、資産の売却が報告時の予定よりも遅れているため完済できておりません。
オバンバ社からの最新の報告によりますと、担保財産であるペンキのおよそ2/3を処分したとのことです。
しかしながら、在庫処分の売れ行きが悪く、ペンキに含まれる殺虫効果の期限が迫っていることもあり、
大幅な割引をして売らざるを得ない状況になっております。本件の状況に関しては新規の返済時に逐次最新の情報を更新させていただきたいと思います。

【サムの感想】
為替ヘッジあり10号は元本以上の回収はできているため、利回り低下の懸念だけですが、
一応聞いておきました。
2月の報告で3月末迄に完済予定と短期のため予測しやすい(報告の通り3月末に完済可能)と考えてましたが、
そんなに甘くはなかったようです。
当初トレードファイナンスの全元本 : EUR 30,489.80
当初担保価値の試算額 : EUR 73,282.44
と、当初担保価値の試算額通りであれば、
2/3処分できれば完済できるはずですが、
「殺虫効果の期限が迫っている」ために安売りしているようです。
期限があるような物を担保にしているというのは問題ですね・・・。
聞くのを忘れてしまいましたが、
4月の分配は担保売却によるものなのか、事業の売上からのものなのかも確認すべきでした。

●カメルーン中小企業支援プロジェクト8号について●
(本案件に投資はしていませんが、気になりましたので)
【サムの質問】
1/19の報告で、C社の担保価値の試算額がEUR 174,554.12でしたが、実際に売却して回収できたのは
EUR 28,001.47と試算額の16%程度でしかないようですが、試算額と売却額でこれほどまで差が生じた理由は何でしょうか?

【クラウドクレジットの回答】
以下の背景が原因にあるものと認識しております。
<担保物が劣化したこと>
・担保物たる中古トラックの市場価格が劣化によって当初試算額よりも減価したこと。

<情報の不足・流動性リスクが顕在化したこと>
・中古トラックの購入を目的とするローンの貸手が不足しており、結果、中古トラックの売買取引が細っていること。
・そのため市場価格と実勢売買価格に乖離が生じており、実勢売買価格が市場価格とされる指標価格の35%~50%に留まること。

<維持管理等の費用がかさんだこと>
・担保の取得に際する費用に加え、売却までの管理費などの経費(特に雨季のサビ対策)が掛かったこと。

補足すると、担保物たる中古トラックを流動化する方法は大きく二つがございました。

(1)一括払いによる売却
(2)分割払いによる売却またはリース

オバンバ社は、(2)を選択した場合のデメリットが少なくとも2つあることを懸念し、(1)を選択しました。
(a) (買手の提示する)頭金が市場価格の10~20%に留まること、(b) 頭金だけを支払ってトラックを持ち逃げされるリスクがあること。

【サムの質問】
また、他の案件でも担保価値の試算額は大きくずれる可能性が高いのでしょうか?

【クラウドクレジットの回答】
担保財産によりますが、本件と同様の原因で実際に担保物の売却による回収額は当初試算額から乖離する可能性は少なからずございます。

【サムの感想】
為替ヘッジあり10号で、期限があるものを担保にするのは問題、と書きましたが、
この回答を読んでいて、
そもそもカメルーン案件の担保は不動産を除いて(?)大幅に劣化するもの、と考えた方が良さそうです。
実物資産の担保があるために安全だと考えてしまっていましたが、
担保があまりあてにならないことが分かりましたので、
カメルーン案件は
カメルーン人(借り手)を信頼できるか(もしくはオバンバ社の審査を信頼できるか)、
社会貢献のために投資するか、
という観点で考える必要がありそうです。
今の私には投資できません。

為替ヘッジあり8号のB社は、自動車4台 (うち SUV2 台、トラック 2 台)を売却することで回収を行うという説明がありましたが、
これも実勢売買価格の下落や劣化により、大きく目減りしている可能性が高いです。


回答を受けて、追加で質問していることもありますので、
回答がありましたら投稿します。

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コメント
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お久しぶりです

サムさま

こんばんわ

SBIの記事が多いのにクラクレの記事珍しいですね。
カメルーンはもはや詐欺の世界です。
あれだけデフォルト起こしながら
まだ募集かけてますから。
それに乗る投資家も自己責任なので
何も言いませんが。

私は、クラクレから撤退しました。
為替リスクあり、金利は低い
魅力は信用リスクだけですね。

2018-05-11 20:08 │ from あっちゃんURL Edit

Re: お久しぶりです

あっちゃんさん

お久しぶりです。

当ブログでは、ここ数年はSBIについてはあまり記事を書いていません。
カメルーンは、借り手が返せなくなっても、
実物資産の担保で元が取れるという前提で投資していましたが、
あまりあてにならないようなので、見込み違いでした。

今のクラウドクレジットで募集している案件では、
私も投資はしません。
為替リスクについては、円安ヘッジに使えるのでありかな?とも考えてますが、
毎回円で返済されるので為替手数料が大きいこと、
また、リスクの割にリターンが低いと感じています。

2018-05-12 13:04 │ from サムURL

コメントありがとうございます。

サムさん

すみません。久々なので今SBI以外に記事が多かったんですね。
昔話したかもしれませんが、
クラクレは所謂外債なので、少なくともペルーなんかは政策金利が
3.5%なので、6%なんかは2.5%の案件と同じになります。
マイクロファイナンスの問題、カメルーンの壊滅的なもんだなど
イメージと実態は大きく変わります。

長い目で言えば、為替で負けますね。
やるならヘッジ有だけですね。

やらないほうが良いともいます。

2018-05-12 22:54 │ from あっちゃんURL Edit

Re: コメントありがとうございます。

あっちゃんさん

クラウドクレジットは期待値が大きかっただけに、少し残念です。
円高リスクを考えるなら、為替ヘッジありだけですね。
今は私も様子見してます。

2018-05-13 23:44 │ from サムURL

No title

サムさんクラウドクレジットの続報の件有難うございます。

担保売却が売上みたいとか、どうもスッキリしない話ですね。
見た目は一番几帳面そうなんですが、色々クラクレは疑わしいです。

アフリカ地域をオバンバを頼りで開拓したいので、カメルーンの多発デフォルトも
多目に見てるんだと思います。そこが、他人の金で商売する人の甘えが出てる所
で、被害を大きくする所だと思います。

外貨で円資産リスク回避の件も
どうもそうでも無いらしいです。下記のブログが参考になりました。

http://fanblogs.jp/sallowsl/archive/479/0

外貨口座でレートのいい時に変換出来ないとヘッジにならないと言う事ですね。

追加の件の記事もまた楽しみにしてます。
宜しくお願いします。



2018-05-16 22:39 │ from カネオURL

No title

カネオさん

クラウドクレジットは問い合わせの回答は非常に丁寧なのですが、
運用報告書で度々ミスが見受けられ、
質問すれば答えてくれますが、
運用報告書自体の訂正は行わないようなので、注意が必要です。

円資産リスク回避については、
米ドルや若干のユーロ、あれば豪ドルを考えています。
※現状では外貨のまま運用はできないので見送っています
ルーブル円などは長期的な円高が終息しておらず、
10%程度の利回りで運用できても為替差損の方が大きくなるため、
円高のリスクヘッジとは考えていません。
※以前ルーブル円のファンドに少額投資したのは、一時的な円安を期待した物でした(外れてしまいましたが)

2018-05-17 09:39 │ from サムURL

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