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ソーシャルレンディング研究誌

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資産の入れ替えを進めてます

久しぶりの更新です。
環境の変化から、資産の入れ替えを進めています。

環境の変化:住まいを決める


昨年、当分は買わないと考えていた、住まいを購入することを決めました。
(実際の引き渡しは2019年9月でした)

将来的には購入する予定でしたが、
妻に子供が小学校に入学する前には決めたい、と言われ、
確かに子供の人間関係を考えると、小学校入学前には決めた方がいいな、と私も考えたため、
購入することに決めました。

マンションか?戸建てか?


マンションか戸建てか、については、共働き&子供もいるため、
1.ある程度セキュリティが整っている
2.通勤のための駅が徒歩圏内
ということで、マンションを選ぶことにしました。

マンションなら中古マンションを考えていたのですが、
条件に合う物件は新築マンションと同額程度になってしまい、
中古で購入するメリット(価格が安い)がなかったため、新築マンションを購入することにしました。

住宅ローンを組む


ローン控除が10年間、ローン残高に対して最大1%つきますので、
金利<控除
と、借りた方がお得なのでローンを利用することにしました。

変動か固定か?


固定金利の方が長期計画が立てやすいため、
固定金利を考えていましたが、
最終的には以下の理由から、変動金利を選択しました。
1.変動金利の方が金利は低い
2.ここ数年で優遇金利が大きくなっているため、
  金利上昇は優遇金利の引き下げから始まり、基準金利は当面変わらないのではないか?と考えた
  →2006年、2007年と基準金利が上昇したことがあるので、この考えは単なる妄想ですね
3.金利が上昇する=物価が上昇するため、給料の上昇が補えることができる
4.頭金が不要
  →35年間固定金利のフラット35だと、頭金10%以上必要となる

金利上昇について


変動金利にしたため、金利上昇に備える必要が生じました。
GILが正常に返済されていれば余裕だったのですが・・・。(GILの運用益で10年後には完済できましたね)

変動金利で借りている人が50%程度にも上るため、
急激な金利上昇はあり得ない(破産する人が増えるため)のですが、
絶対にないとも言えませんし、余裕を持った生活を送るためには、
金利上昇に備える必要があります。

最低でも、2005年から2007年にかけて基準金利が0.4%上昇したことは考慮しておくべき内容です。

金利上昇への備え


ソーシャルレンディングが活況だった頃であれば、
住宅ローン金利<ソーシャルレンディングの利回り
となるため、特に考える必要はなかったのですが、
最近はソーシャルレンディングのリスクが浮き彫りとなってきました。

そこで、ソーシャルレンディングへの投資額を抑えるようにしています。
また、比較的リスクが低いだろうと考える案件は投資ができないことも多く、
別の方法を考える必要が生じました。

金融緩和バブルで長期保有をあまり考えていなかった株ですが、
この低金利の中でもメガバンクはしっかりと収益を出して、
配当利回り4%超で放置されていることに気が付きました。

銀行株は、金利が上昇すれば収益が向上し、
増配&株価上昇を見込めます。
配当も4%超のため、金利上昇のリスクヘッジには良い投資先ではないか?と考えました。

仮にバブルが崩壊して銀行株が下落しても、
その場合は金利が上昇しないため、住宅ローンの支払いには困らない見込みです。
(資産の下落にはなりますが、金利上昇のリスクヘッジが目的ですので、問題ありません)

金利が上昇した場合は、
上昇度に応じて、株を売却してローン返済に充てるか、
そのまま配当金を受け続けるか選べます。
(配当が大して増えず、株価だけ上がる場合は売却してローン返済に充てます)

具体的にどの程度の銀行株を購入するかについては、後日記事を書こうと思います。

マンションを購入してよかった点


1.子供が騒いでも隣の部屋の人から壁ドンされなくなった
 (隣の家庭も高校生の子供がいる家庭だったのですが・・・)
2.会社まで徒歩でも苦にならない距離になった
3.次女がどんどん歩くようになった
  前は狭くて歩きづらかったのかもしれません。
  最近は楽しそうに歩き回ってます。
4.住み心地がよい
5.書斎ができたのでブログ書いたりできる状態になった
 (前はまともにPC使えないことが多かったので・・・)

住宅ローン金利上昇の不安はありますが、
生活環境を考えると、マンションを購入してよかったと考えています。

延滞の被弾状況(2019/03/07)

ソーシャルレンディング各社(maneoファミリー)で延滞案件が急増しており、
そろそろ纏めないと何が何だか分からないな…と思い、
纏めてみました。
※私の延滞状況です。

延滞一覧表


業者名運用中デフォルト/延滞中
グリーンインフラレンディング¥26,050,000¥26,050,000
みんなのクレジット *1¥2,514,233¥2,514,233
クラウドクレジット¥4,063,033¥1,258,901
クラウドリース¥1,069,693¥1,059,954
maneo¥2,454,577¥772,419
キャッシュフローファイナンス¥1,508,907¥478,907
Trust Lending¥600,000¥200,000
ガイアファンディング¥130,000¥130,000
¥32,464,414


*1:みんなのクレジットはデフォルト確定額です。

1. グリーンインフラレンディング


延滞額:26,050,000円

JCサービスからは2018年11月30日に、
2018年内に50%の返済目途が立ったという発表がありましたが、
太陽光発電所2案件とバイオマス発電所1案件以外は契約が締結されたという情報は公開されていないため、
まだまだ先は長そうです。
【参考】グリーンインフラレンディングによるファンド資金の返済等について

2. みんなのクレジット


デフォルト額:2,514,233円

白石氏及び関係者が逮捕されることを強く望みます。
みんなのクレジットで逮捕者が出ていないことが
今日の業界の問題の原因の一つと考えています。
(債権譲渡すれば逃れられる前例を作った)

3. クラウドクレジット


延滞(延長)額:1,258,901円

一応「延長」なので、この中に入れるとクラウドクレジットの関係者には怒られそうですが、
投資家サイドからすると似たようなものなので一覧に加えました。

カメルーンは100万円投資した案件で8割戻ってきてない案件があり、やられています。
実は100万円投資する前に、別のカメルーン案件で期間延長が発表されており、
その時は実物資産が担保になってるから大丈夫だろう、と甘く考えてしまってました。
あの時に踏みとどまれば、損失は最小限に抑えられましたので、
完全に判断誤りです。(それにしては延滞比率が高いファンドに投資してしまっているあたりは・・・)

4. クラウドリース


延滞額:1,059,954円

GILの問題後も募集を継続していたので大丈夫なのかな?と思ってましたが、
やはりここにきて、ほぼ全案件がデフォルトしています。
少額ですがGIL問題後に再投資したのは失敗です。
利息の支払いも止まるのは納得していません。

5. maneo


延滞額:772,419円

1,100億円突破キャンペーンでやられています。
C社(UBI finance)が借手となっているファンドで次々に延滞が発生していますが、
maneo関連会社でなければ貸し出しをストップするべきところ、
貸し出し続けているのは本当に問題ないのか疑問に感じています。
ノンリコースローンなのでC社の財務状況には全く影響しませんが、
これだけ延滞発生させている状況で審査判断とか何も変えずにまだ続けるの?と。
(担保評価を厳しくする、など対応が必要だと思いますが、未だに業者評価額を使っている案件もあります)

6. キャッシュフローファイナンス


延滞額:478,907円

前回報告時点で485万円の残高があり、
かなり危ないと感じていましたが、コインランドリー案件が主体だったため、
大損は避けられました。
とはいえ、飲食店案件に48万円投資しているため、こちらは難しそうですね。


7. Trust Lending

延滞額:200,000円

怪しいと思ったら踏み留まるべきでした。
訴訟対象ファンドは20万円分ですが、残り40万円も怪しいところです。

まとめ


GILの約2,600万円をはじめ、約3,200万円が延滞中(デフォルト含む)です。
現在はLC Lendingのみ再投資を行っており、(SBISLやOwnersbookは間に合わず投資できないことも原因)
ソーシャルレンディングからは少しずつ資金を引き上げています。
ソーシャルレンディングは継続するつもりですが、
問題が終息して各社対応が進むまでは投資額を抑えていきます。
少し投資してもいいかな?と考えている案件もありますが、
また今度紹介しようと思います。

【参考】延滞の被弾状況(2018/10/7)

余力がやや回復

ソーシャルレンディングで思い切って投資できる先がほぼなくなり、
完済金を再投資することができず、余力が少しずつ回復しています。

直近ではクラウドリースが残りの案件全て期失となり、
被害は拡大しています・・・。
(借換できずに元本の返済ができないのは仕方ないとして、何で利息の支払いもなくなるんですかね?)

ソーシャルレンディングは流動性リスクがある、ということは理解していましたが、
余裕資金なので問題ない、とリスクとして考えていませんでした。
まさか、一つの案件が期失になると、他の案件まで連鎖するとは考えていませんでした。

maneoマーケットは審査基準を厳しくしているようですが、一気にやり過ぎているのでしょう。
現状では、既存投資家を完全に無視しているように感じてしまいます。
既存投資家を無視して次々に期失を発生させている現状では、
再起後も大金を投資しようとは思えません。

審査基準が厳しくなった割には、maneoで募集される案件は
リスクが高そうな案件だったり(デフォルトしても高リスク案件だから仕方ない、という認識?)
不動産担保評価は未だに業者ヒアリングだったりと・・・
maneoでは審査基準変わってないんじゃないか?と考えてしまいます。
唯一評価できるのは、期失案件の状況を定期的に報告してくれることでしょうか。
投資家としては延滞後の状況も気になりますので。

話しが戻りますが、余力が回復してきたことで、
何に投資するか非常に悩んでいます。
今は投資欲を抑える必要がありますが、なかなか難しい物です。

一先ず、株主優待取得資金に使用してます。
これまではそれなりに利益になる優待のみ取得してましたが、
薄利でも取得しないよりは取得した方がお得な場合は取得することにしました。
以前は絶対に取得しなかったカタログギフト系の優待も、
(資金を増やすことにはならないため)
余力があるときは家族のため、と思って取得するようにしています。

全体的に投資を控える

ソーシャルレンディングで問題が相次ぎ、
株式市場も下落相場入りした可能性があり、
個人的には新規に投資できるものがなくなっています。
(といいつつ、ソーシャルレンディングで少しだけ再投資していますが)

株に関してはある程度売却を進めてましたが、200万円程度は保有したままです。
上昇の期待も僅かにあったため、
全て売却するには至らず、反省しています。
この200万円は、リーマンショック並であれば半値~1/4程度まで減る可能性はありますが、
(運が悪ければ倒産で0相当)
全て売却すると全く株価を見なくなってしまうため、勉強代の意味で残しておきます。

リーマンショック並の下落相場が訪れた場合、
ソーシャルレンディングにも影響するのか?という疑問がありましたが、
maneoのC社案件の延滞を見て、
確実にソーシャルレンディングに影響する
と考えを見直しました。
※だからソーシャルレンディングには投資しない、というわけではありません。この辺はまた後日時間があれば書きます。

maneoのC社案件の延滞は、
不動産会社の不祥事の問題はありますが、
株価下落の前に生じており、
その中でさえ売却できない状況でしたので、
最近の株価下落の影響で尚更不動産市況は冷え込んでいると考えられます。
少なくともmaneoの案件に関しては、
当初の担保評価額より大きく目減りしている可能性が非常に高いです。
(C社の延滞案件は市況の悪化以前の問題だと思いますが)

私がソーシャルレンディングに投資を始めたのは、
株式市場が冷え込んでいる2010年です。
今も冷え込んでいるんだから同じでは?と考えた方もいるかもしれませんが、
リーマンショックが2008年9月で、2010年には大底を行ったり来たりしてました。
もうこれ以上下がらないほど景気が悪化していた、
逆に考えると、黒字経営の企業であれば倒産の可能性が非常に低い、という状況でした。
そんな中で、黒字企業の親会社の保証が付いたローンがmaneoで募集され、
これならいけるだろう、と考えて投資を始めました。

一方で最近の状況は、直近まで絶好調だった不動産担保のローンが多数を占めており、
今後市況が下落傾向に変わった場合、
売却が進まない案件が増えてくるのでは?
と心配しています。

高値からの下落というのは、絶望するほど終わりが見えません。
(私がリーマンショックの際にメインで購入していた株は買値の1/10程度まで下がったこともありました)
市況が悪化する中で、担保価値も下がるであろう不動産担保ローンは、
リスクが高まってしまったと考えた方がよいのではないでしょうか。

では何に投資したらよいか?
正直、私には分からなくなってますので、誰かアドバイス下さい(ぇ
11月までは、当選は難しいけどIPOなら問題ない(初値予想が公募割れの一部銘柄は除く)、と考えてましたが、
12月のソフトバンクをはじめとするIPO市況の崩壊を見て、
IPOについても安泰とは言えなくなってしまいました・・・。

今のところ、少額でドル円の円買いは行いましたが、
キャッシュポジションの確保がメインになっています。
(リーマンショックの際、金ETFの投資を行ってみましたが、円高の影響でそんなに儲からなかったです・・・)
少しずつでも資産を増やせるといいのですが・・・今は休むも相場、でしょうか。

maneoの被弾状況とLTVについて思うこと

既に他のブログでも話題となっていますが、
maneoでも大きな延滞が発生しました。
私は約70万円被弾しました。

(全体的に纏まりのない文章をダラダラと書いてます・・・)

maneo20181105.png

案件名 場所 融資額 不動産評価額 LTV 利回り 私の投資額
【不動産担保付き】1,100億円突破記念ローンファンド【第3弾】4号(案件1:C社、案件2:AN社) 神奈川県川崎市 2,600万円 2,145万円 82.5% 4.5% 10万円
【不動産担保付き】1,100億円突破記念ローンファンド【第3弾】3号(案件1:C社、案件2:AN社) 神奈川県海老名市内 4,100万円 3,325万円 81.1% 5.5% 10万円
【不動産担保付き】1,100億円突破記念ローンファンド【第4弾】3号(案件1:C社、案件2:AN社) 愛知県名古屋市 5,700万円 4,627万円 81.2% 5.5% 10万円
【不動産担保付き】1,100億円突破記念ローンファンド【第4弾】2号(案件1:C社、案件2:AN社) 愛知県名古屋 3,500万円 2,843万円 81.2% 5.5% 10万円
【不動産担保付き】1,100億円突破記念ローンファンド【第1弾】3号(案件1:C社、案件2:AN社) 埼玉県春日市 7,800万円 6,270万円 80.4% 5.5% 10万円
【不動産担保付き】1,000億円突破記念ローンファンド【第2弾】102号(案件1:C社、案件2:AN社) 神奈川県川崎市 16億 12億 75% 6.8% 20万


単に最終借り手の事業者CUの返済が滞っているだけなら希望は持てましたが、
C社が不動産の任意売却を行っても元本の全額回収ができないと判断した、ということが告げられていますので、
全額回収の可能性は限りなくゼロとなっています。
(4月に融資して5月には返済が滞る、というのは審査基準緩すぎない?と気になりましたが)

担保はありますので、通常であれば全額毀損とまではいかないはずですが、
最後の1,000億円突破記念ローンファンド【第2弾】102号は、
LTV75%なので大丈夫だろう、と第7順位の案件に投資してしまっていますので、
全額毀損もあり得る状況です。
C社はUBI financeですので、まぁ、大丈夫だろうと安易に考えてしまったこともあります。

これまでが上手く行き過ぎていたので、
延滞がポツポツと出てくるのは仕方がないと考えています。
とはいえ、元本の毀損は極力避けたいですので、
万一の時の担保がどれだけ機能するのか、が非常に重要です。

リーマンショックのような状況であれば不動産評価額が大きく目減りするのは仕方がないと思いますが、
現状では不動産価格に大きな変動が生じるような状況にはなっていませんので、
当初の評価額の査定が甘かったと考えられます。

査定が甘くなってしまった原因として、以下が考えられます。
1. C社はノンリコースローンで借りるため、ほぼノーリスクで借りることができる
2. 投資家に供給する案件を増やすために審査が甘くなった
3. 事業拡大のためにリスク管理が甘くなった

1については、ある案件で延滞やデフォルトが発生しても、
他の案件の担保を売却する必要がないため、
他の案件に影響が及ばないという点はメリットです。
しかし、他の案件で得た収益はそのまま借り手の利益になる一方で、
損失は投資家が被る、という投資家にとっては非常に不利な条件です。
上記も分かった上で投資はしていますが、
実際に延滞が発生し、ノンリコースローンなので返済はしない、ということが当たり前に行われたため、
(5月から10月までの利子の支払いは行いましたが)
少し残念に感じています。
不動産評価額というのは難しいのですが、もう少し実態に合った評価額になって欲しいな、というのが今回の件を通して感じました。

余談ですが、やろうと思えば、
事業者CUが関連会社から市場よりも高値で買い取って
返済を行わずに担保売却を行う(関連会社にお金を回す)、といった手法も使えてしまいますね。