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【maneo】債権回収の続報:なかなか難しそうです

maneoから6/16(金)に債権回収に関する報告がありました。

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1.経過

2017年5月23日付ご報告以降の法的手続きの進捗状況は以下のとおりです。

1)債務者所有不動産から得られる賃料に対する差押え

差押え通知が破産管財人に送達され、賃借人から賃貸人である債務者に支払われる
予定であった4~6月分の3ヵ月分の賃料3,222,924円が当社口座に入金されました。
(うち賃借人からの振込手数料1,080円が回収資金から控除されます。)
来月分以降の賃料は当社口座宛てに直接支払われます。

今後、賃料の支払いが正常に行われる限り、先順位担保権者である銀行が賃料債権
の差押えを行う場合を除き、毎月月末に入金される賃料が分配原資に充当されて
いくことになります。

しかしながら、上記回収資金については、破産管財人によって否認され返還請求を
受ける可能性もあるという弁護士の見解があることから、
分配の時期についてはその方向性が定まってから、
具体的なご連絡をさせて頂きたくご理解のほどお願い申し上げます。


2)債務者(個人)の自宅の強制競売

債務者(個人)の破産開始決定については前回ご報告のとおりですが、
もう1名についても破産開始決定が出されたため、当該競売手続きは取り消されることになります。


3)債務者所有不動産の換価処分

1)にあります債務者所有不動産の今後の換価処分の方針について、破産管財人に確認をとりました。
現時点では破産管財人および先順位担保権者である銀行は任意売却による換価を想定しています。
現在不動産仲介会社数社に物件情報を提供し、購入希望者の探索を始めております。


2.今後の対応

賃料の回収を継続して行ってまいります。
並行して債務者所有不動産の売却先(購入希望者)の探索活動に注力致します。


3.今後の状況報告

引き続き、法的手続きの進展や状況変化なども含めてご報告してまいります。
次回は6月30日(金)頃を目途にご報告させていただきます。

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「1)債務者所有不動産から得られる賃料」は少し期待しましたが、
破産管財人に否認される可能性があるということで、
なかなか難しいですね。
破産した時は、特定の人だけに回収されないように、
直前の強制執行などは認められないらしいです。

自宅や所有不動産は、やはり担保設定している銀行が優先なのでしょうか?
それなら、銀行からの負債<不動産の価値 である限り、(恐らく)第二抵当のmaneoにも配分はありそうですが・・・。
あまり期待はできなさそうです。

色々調べてみましたが、破産されたら、打つ手なしのようです。

ソーシャルレンディング各社への投資割合(2017年06月現在)

新しく口座開設して投資を開始した業者が増えましたので、
現在の投資割合を紹介したいと思います。

2017年3月時点
20170610_before.png

2017年6月時点
20170610_after.png

新規では以下の2業者を追加しています。
1. アップルバンク
2. キャッシュフローファイナンス

ローリスク運用の資金を一時的に上記の2業者に回しました。
アップルバンクは第二抵当の案件も多いため、現在の運用期間(6か月)が終了したら出金する可能性が高いです。
キャッシュフローファイナンスはしばらく継続投資を考えていますが、
その時の状況によって全額出金もあります。

変動で目立ったところでは、以下2件です。
グリーンインフラレンディング:16.70%→30.56%
ガイアファンディング:2.22%→0.78%

グリーンインフラレンディングの比率が非常に高くなっています。
グリーンインフラレンディングでの大きな運用は2018年まで、と決めていますが、上手く回るかどうか・・・。
別に隠しているわけではないので、グリーンインフラレンディングの口座情報を載せておきます。
(最近公開していないのは、ブロガーが増えて公開してもあまり意味がなくなってきたことと、業者が増えて公開が面倒になっただけです・・・)

green20170610.png

ガイアファンディングは、数年前から米国の不動産はバブルだ、と言われていましたので、
当初から、最初の頃だけ投資資金を増やして、徐々に出金する予定でした。
最近は担保順位が第1位で、評価額の1/3程度の融資の案件も出ているため、
大丈夫じゃないか?とも考えていますので、
全額は引き上げずに、これまでの利益の一部で投資を継続する予定です。
(利益の一部での運用=タダで運用しているような状態にします)


2番目に比率が高いクラウドクレジットも載せておきます。

ccredit20170610.png

クラウドクレジットはカメルーン案件で苦戦が続いており、私もそれなりの金額を投資していますが、
元本がそれなりに戻ってきていますので、そこまで大きな痛手は受けていません。
(今後返済予定の為替ヘッジありカメルーン案件8号は100万円投資しているのでビクビクしてますが)
最も投資しているペルー案件が好調なようで、助かっています。
東欧金融事業者がもう少し利回り上がってくれるといいのですが・・・。
当面は、ペルー中心に再投資の予定です。

みんなのクレジットは無事戻ってくることを祈るしかないですね・・・。
まだまだ残高は大きいので、どうでもよくはないです。


現在は高利回りの比率を高めていますが、
低利回り案件を侮ってはいけません!
1億円を目指すか、ほどほどに運用するか?
でのシミュレーションを参考に、少しずつ低リスク案件の運用額も増やしています。

非常に使いづらいですが、SBIソーシャルレンディングの不動産担保案件は、
担保評価額に対しての融資割合が70%前後と比較的低く、第1順位の担保設定になっているので、
私の中での評価を上げました。(せめて、他の業者並みの使い勝手になってほしいです・・・)

高利回り案件については、
最悪、全部ポシャっても、低リスク案件でそれなりの資産は形成できるようですので、
あまり臆病にならなくてもいいのかもしれませんが、
やはり元本が毀損することは良い気がしません。

低リスク案件で安定的に資産を形成しつつ、
高利回り案件も使って上手く収入増を目指したいです。
※私のように高利回り案件中心のポートフォリオはお勧めしません

【maneo】早期償還案件がキャンペーン案件として登場?

maneoでは現在、成立ローン総額700億円突破記念ローンファンドとして
利回り7%の案件を募集しています。

この案件を調べてみると、
4月に利回り8%、返済期限を2018年3月とする案件の借り換え
の可能性が高いです。
(返済から借りるまで数日 間が空くため、厳密には借り換えではないのでしょうけど)

4月に募集していた案件
maneo201706_1704.png

5月末で期限前返済されています。
maneo201706.png


現在の募集案件
maneo201706_1706.png

借り手、エリア、担保物件の評価、返済完了日が全て同じです。

事業戦略なので、仕方ない部分ではありますが、
気になるのはスキーム説明の欄。
maneo201706_s.png

「早期に売却が成立した場合は、期限前に返済となります。」
という記載がありますが、
実際は同じ案件の募集をしていますので、
スキーム説明の期限前返済の理由とは異なることになります。

損はしていないからいいのですが、
こうやって利益に走る状況になってくると、
投資家として思ったような利回りが得られなくなるため、ちょっと投資を敬遠してしまいます。

【クラウドクレジット】【為替ヘッジあり】カメルーン中小企業支援プロジェクト1号が再延長

クラウドクレジットから契約期間延長のお知らせで書いたように、
クラウドクレジットの【為替ヘッジあり】カメルーン中小企業支援プロジェクト1号が、契約期間を延長し、
6月上旬に完済の予定となっていました。

しかし、昨日5/26にクラウドクレジットからメールが届き、再延長となってしまいました・・・。

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当該ファンドは2016年11月末に満期を迎えましたが、現地資金需要者からの返済が滞ったため、
引き続き資金回収を行うため契約期間を2017年5月末まで延長させていただいておりました。
その後、延長契約期間内に資金回収を行い2017年6月上旬に分配金のお支払いをさせていただくことを目指しましたが、
延長契約期間内での資金回収完了が難しい状況となっております。

しかしながら資金需要者からの資金回収は今後も継続し、完了次第お客様へ分配金のお支払いをさせていただきたいと考えておりますため、
延長契約期間を2017年5月31日から2018年4月30日までと変更させていただきたい次第でございます。
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報告書も添付されていましたので、掲載します。

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当該ファンドは 2016 年 11 月末に 6 か月の匿名組合契約期間の延長をいたしまして今月(5月)末
に延長期間の満了を迎えますが、延滞しているカメルーンのトレードファイナンス先からの資金回
収には今しばらくの時間が必要という状況が続いております。そのため 2017 年 5 月末であった延
長契約期間を 2018 年 4 月末までとし、今後も資金回収を続行した上で資金回収完了後にはお客様
へ分配金をお支払いさせていただきたいと考えております


【これまでの経緯】
1. 参加していたトレードファイナンス事業 4 社中 1 社(A 社)からの資金回収が、予定してい
た期日を過ぎても滞ったため、Ovamba 社は当該資金需要者から購入していた在庫商品や
不動産資産などの資産売却に取り掛かり 2017 年 1 月末までに未回収資金に充当すること
を目指しました。ご出資いただいた皆様には 2016 年 11 月末までとなっておりました匿名
組合契約期間を 2017 年 5 月末まで延長とさせていただきました。

2. その後、資産売却と回収を進めるために現地の弁護士と協議した結果、今回の延滞の原因
は A 社ではなく A 社と取引のあったクレジットユニオン(注)の営業停止に起因しているた
め、直ちに財産の強制執行に取り掛かった場合、A 社側が強制執行の停止等を申し立てる
可能性が高く、現地の裁判所が Ovamba 社に不利な裁定を下す可能性があるとわかりまし
た。その場合、資金回収額が著しく低減する可能性があることを指摘されたため、資産売
却を行うのではなく A 社の財務再建を観察することとなりました。
(注)クレジットユニオンとはカメルーンにおける金融機関の一種で、日本における信用組合の
位置づけです。

3. 当社は、2017 年 2 月 3 日までに A 社から回収した未返済金額の一部を回収し、その分を
分配金としてお客様にお支払いいたしました。A 社は現地裁判所に Ovamba 社の資産売却
の停止と当初の契約期間を延長するよう申し立てを行いましたが、これに対して当社と
Ovamba 社は資産売却を進める、金利利息や遅延損害金を伴わない返済期間の延長には同
意しない、この 2 点を現地裁判所に主張することを確認いたしました。


その後、A 社と Ovamba 社の調停の期日は 2017 年 3 月 21 日の予定となっておりましたが、A
社による提出資料不十分により現在まで延期となっております。

【今後について】
現在まで A 社からは月間 EUR 15,600 を最大返済額とした返済を月々行うという提案を受
けておりますが、提案された月々の返済だけでは債務残高 EUR 386,772.01 を回収するのに
非常に長い期間がかかってしまうため、並行して不動産売却も進めて未回収資金に充当したい
と考えております。しかし不動産売却につきましては法的な整理が必要となりますため、回収
までには相当の時間が必要となることが見込まれます。
今後、皆様には回収ができた資金に関しては分配金をお支払いするとともに、状況に変化があ
った際は遅滞なくご報告申し上げます。
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A社による提出資料不十分でまだ進まない、というのはなかなか難しいですね。
A社から提示の「月間 EUR 15,600 を最大返済額とした返済を月々行う」という要求は、早くて24カ月と、非常に長くなりますね。
1年の契約延長ですが、無事に資産売却が進むことを願います。

カメルーンは期待していたのですが、
やはりハイリスクですね。

この1号案件の担保が上手く機能すれば、
(今は募集休止していますが)今後もカメルーン案件に投資したかったのですが、
結果が出るまでは様子見ですね(募集も休止していますが)

全損ではなく、ある程度返ってきているのは救いです。

【maneo】例の案件は破産手続きへ

maneoから債権回収に関する報告の続報です。

尚、maneoからは、1~2週間毎に経過報告を受けています。
特に進展がなかったのでブログでは紹介していませんでした。

5/23(火)のメールで、大きな進展がありましたので情報共有します。

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1.経過

2017年5月10日付のご報告以降の法的手続きの途中経過は、以下の通りでございます。


1)所有不動産から得られる賃料に対する差押え

債務者の破産手続き開始決定を受けました。公正証書に基づく賃料債権の差押え
については失効いたしますが、根抵当権に基づく賃料債権の差押えは、破産手続きの制
約を受けない債権(別除権付債権)ですので継続して手続きを進めており、差押え通知が
破産管財人に送達されるよう手続きをいたしました。数日を要しますが送達がされる予定でございます。


2)銀行預金口座に対する差押え

債務者の破産手続き開始決定を受けましたので、銀行預金口座の差押えは取消しと
なりました。


3)債務者(個人)の自宅の強制競売

債務者(個人)のうち1名について、代表を務める法人の破産と同時に個人破産も開始決定
を受けました。現時点で裁判所からの取消決定通知はありませんが、今後、自宅の競売手続き
は取り消されることになります。もう1名の自宅の競売手続きは、現在のところ表立った
動きはなく、手続き進行中でございます。


4)債権(取引先に対する立替金)に対する差押え

債務者の破産手続き開始決定を受けましたので、債権に対する差押えは取消しと
なりました。


2.今後の対応

根抵当権を設定した不動産の賃料債権の回収を優先的に進めてまいります。
債務者が破産したことにより、今後は、破産管財人とのやり取りを行うこととなります。
なお、現時点では担保物件の先順位担保権者である銀行による正式な物件処分の方針は
明確化されておりません。今後、銀行が賃料債権の差押えをした場合には、銀行の差押え
が優先され、当社まで賃料の入金が回らない可能性がございます。
当社としては、引き続き賃料債権の回収を進めながら、より高い金額での売却を促進
できるよう、購入希望者の探索に努めます。

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破産手続きが開始したことで、
担保物件の先順位である銀行が優先されるため、
回収が難しくなったかもしれません・・・。

やはり、根抵当権が第1順位でないと、
いざ破産した時はどうにもならないようですので、
今後の案件では注意しておくべきかと思います。
(この案件は担保なしでの紹介でしたが)

maneoの回収手続きに落ち度があったわけではないので、
特にmaneoを批判することはしませんし、今後も投資は継続します。
今回デフォルトしても、これまで十分過ぎるほど利益は得ていますので、
仕方がないかな、と割り切ります(できるだけ返ってきてほしいですが)

一応気になっている方向けに、たまに情報共有しておきます。